沿革

私たちの物語は、ひとりの男の音楽への情熱から始まり、50年の歳月と象徴的な製品の数々を経て現在に至る。

空想家の情熱

ネイム・オーディオの創設者ジュリアン・ヴェレカーMBE（1945-2000）は、レーシングカーのドライバーであり、起業家であり、音楽への深い情熱を持った独学のエンジニアでした。1960年代、友人たちのライブ演奏を聴き、録音することに余暇を費やしていたジュリアンは、自宅のシステムで再生しても、彼が切望していた体験には到底及ばないことに気づきました。

二番煎じに満足することなく、彼は独自のアンプとラウドスピーカーを設計することを決意し、一般的な常識を無視し、音楽に命を吹き込むパフォーマンスの側面に焦点を当てた。これらの最初のデザインは、次の世紀まで続く、数々の受賞歴を誇る象徴的なHi-Fi製品の礎となった。

1969

ネイム創設者のジュリアン・ヴェレカーMBE（1945-2000）は、友人たちのライブ演奏用に録音した音楽の再生品質に不満を抱き、独自のアンプを作ろうとした。

1972

ジュリアンは、当時新興のラジオ局であったCapital Radioにオーディオ機器を供給する契約を勝ち取った。成功した設計は、初期のネイム・オーディオのパワーアンプとスピーカー・ドライブ・ユニットを1つのキャビネットに組み合わせたコンパクト・バージョン、NAM 502でした。
1973

Capital Radioの成功を受けて、ネイム・オーディオは1973年に正式に法人化され、ジュリアン・ヴェレカーと共同設立者のシャーリー・クラークが取締役に就任しました。ソールズベリー中心部の店舗を拠点とした最初の本社は、製造とデモンストレーションの両方の設備を備えていました。
1973

ネイム・オーディオの最初の家庭用製品は、創業の年に発売されたNAP 200パワーアンプでした。1971年に設計されたこのパワー・アンプは、技術的には大きく異なりますが、ペース、リズム、タイミングといった性能目標は同じです。
1974

英国内の独立系専門販売店のネットワークが立ち上がり、当社初の量産型プリアンプであるNAC 12が発売されました。
1980

70年代から80年代初頭にかけてネイム・オーディオの人気が高まるにつれ、チームは皮肉たっぷりの広告シリーズでマスコミや大衆の注目を集めることにしました。これらの広告は、音楽再生に対する私たちの自信に満ちた、時に異端的なアプローチを反映したもので、それ自体が象徴的なものとなりました。

1983

ネイム・オーディオ初のインテグレーテッド・アンプ、NAITが登場した。この象徴的な小さなインテグレーテッド・アンプは、当時の他のどのインテグレーテッド・アンプとも全く異なるサウンドを奏で、いわゆる「スーパーインテグレーテッド」の流れを作った。

1985

ジュリアンは、友人であり発明家仲間でもあるアンドリュー・リッチーが設立したばかりの会社で働くことになった。彼らの製品は、持ち運びや保管のために素早く簡単に折りたたむことができる革新的な自転車だ。彼は事業を支援し、取締役となり、彼らが生産を開始し、やがて世界で最も象徴的な英国ブランドのひとつとなるのを支援する：ブロンプトン・バイシクル

ディスカバー・ブロンプトン

1985

Naim Audioは1985年に初めて栄誉あるQueen's Awardを受賞しました。2010年には輸出部門で、2014年にはデジタル・ミュージック・ストリーミングの革新部門で受賞しました。
1991

NAIM Audioの多くの製品同様、最初のCDプレーヤーCDSの設計も従来の常識にとらわれないものでした。2ボックス構成により電源を独立させ、CDクランプにはレア・アース・マグネットを採用することで質量を抑えつつ、振動を発生させずにディスクをしっかりとホールドします。
1993

Naimの創始者ジュリアン・ヴェレカーによって創設されたNaim Recordsは、彼の音楽への愛と、スタジオから試聴ルームまで最高の音質を提供するための探求心を融合させました。
2000

2000年、Naim Audioの歴史に大きな変化が訪れました。数年にわたる開発期間を経て、新しいフラッグシップ・パワーアンプNaim Audio NAP 500が誕生し、21世紀のNaim Audioを再定義する新しい工業デザインの美学が生まれました。その音楽制作能力は、2014年のStatementの登場によってさらに向上することになる。
2008

英国の優れた伝統と卓越したエンジニアリングへの情熱を持つ2つのブランドが、1年半に及ぶ開発プロジェクトを共同で行い、NAIM for Bentley車載システムを完成させました。高度なNaim Audio DSP（デジタル信号処理）とスピーカードライブユニットの技術を駆使したこのシステムは、Bentleyの全モデルに特別仕様として搭載される。

2011-2014

NAIMはフランスのFOCALにアプローチし、2011年に合併してVervent Audioグループが誕生した。

2009

NAITにインスパイアされたCDプレーヤーとインテグレーテッドアンプに、新しい音楽ストリーミングの世界を融合させたオールインワンプレーヤーを発売。Naim Unitiは、2009年と2012年に栄誉あるWhat Hi-Fi Product of the Yearを受賞する。
2013

創立40周年を記念して、NAIMはソールズベリー・アーツ・センターで、NAIMレコードのライブ演奏を行いました。
2014

NAIMは、革新的なネットワークプレーヤー、オールインワンプレーヤー、サーバー、デジタル・アナログ・コンバーターなどのレンジで、英国最高のビジネス賞を3度目の受賞。
2014

NAIM Audioは、ハイファイ・デジタル・ミュージックの新たなランドマークとなる、マルチルーム機能とともに真の多様性とパフォーマンスを提供する初の完全ワイヤレス・ミュージック・システム、Mu-soを発表した。 Mu-soは、パワフルなデジタルブレインによって駆動し、カスタム設計のスピーカーを搭載しており、その音楽体験は、実際に聴いてみなければわからない。

2014

2014年、ネイムはStatementを発表しました。この画期的なシリーズはNAC S1プリアンプとNAP S1モノラルパワーアンプで構成されています。

10年以上前に構想され、2011年から開発が開始されたこのシリーズの目的は、ハイエンド・オーディオと音楽再生、そして美学の新たなリファレンス・スタンダードを確立することであり、Naim Audioの物語に新たな1ページを刻むことであった。

2016

2016年、Mu-soのカリスマ的存在である弟分、Mu-so Qbが発売されました。長さ20cmのQbは、ガラス繊維入りポリマーの筐体とラジエーターにより、巨大な低周波数と美しい奥行きのあるサウンドを生み出します。Mu-soと同じ賢いデジタル頭脳を搭載し、300Wのパワーを持つQbは、ハイファイ界に旋風を巻き起こしました。
2016

エレクトロニック、インダストリアル、アコースティック、メカニカル、ソフトウェアなど、あらゆる分野のNAIMエンジニアが3年の歳月をかけて、新しい音楽ストリーミング・プラットフォームを開発しました。この強力なプラットフォームは、TIDALやSpotifyといったオンライン・サービスを最大限に活用しながら、将来を見据えた柔軟性を加えています。以来、NAIMのすべてのコネクテッド製品に搭載されている。
2017

新しい音楽ストリーミング・プラットフォームを搭載し、デザインも一新された次世代Unitiプレーヤーには、コンパクトなUniti Atom、CD再生可能なUniti Star、パワフルなUniti Nova、そしてCDリッピング可能なUniti Coreミュージックサーバーが含まれます。最初に発売されたUniti Atomは、年末までにWhat Hi-Fiアワードで2部門を受賞し、それ以来無敵を誇っています。
2017

最新のパートナーシップでは、英国のクラフトマンシップと品質で有名な企業とのコラボレーションを実現しました：Princess Yachtsです。ドライバーを慎重に配置し、サブウーファーを家具に隠し、密閉されたゾーンとオープンエアのゾーンの両方に適切な音楽的フォーカスを最適化しました。
2018

ND 555ネットワークプレーヤーは、新しい音楽ストリーミングプラットフォームとNaimの伝統的なアナログテクノロジーを融合させ、内部のファラデーケージを含む卓越したエンジニアリングにより、各要素を独自に分離しています。ND 555は、音楽性能の新たな基準を打ち立て、世界的に高い評価を得ています。
2019

Mu-soレンジの成功に続き、性能と機能をさらに最適化した第2世代のMu-soとMu-so Qbが発売された。発売以来、プレスやユーザーから高い評価を得ている。